実践的カーオーディオ講座Part.2『フロントスピーカー』のインストール学大研究!その4

February 27, 2018

最後は、ツィーターの取り付け場所について考察していく。
ツィーターは、ドアに取り付けるスピーカーとは異なり、取り付け場所の選択肢が多い。
ここでは、それぞれのメリットと難しさを、詳細に解説していく。
貴方にとってのベストを考えるのに、ご参考あれ。

 

Section04 「ツィーター」の取り付け場所はどこがベスト?

隠したかったら純正位置、簡単装着を望むならダッシュ上

早速、各取り付け場所ごとのメリットや難しさのポイントを解説していこう。写真とともにポイントもまとめてあるので、そちらのほうも併せてお読みいただきたい。
さて、インテリアの雰囲気を変えたくない、というのなら、選択肢は『純正位置』しかない。ただし、すべてのツィーターがここに収められているわけではない。物理的に不可能な製品は出てきる(手間と費用をかければ不可能ではないが・・・)。
尚、純正位置がダッシュボードの上だった場合は、コントロールがなかなかに難しい。埋め込んでしまう分、ツィーターからの直接音を聞きづらくなるからだ。反射音の割合が増えるほど、サウンドチューニングの難易度が上がっていくのだ。
続いて、『ダッシュボード上』について考えてみよう。ここに取り付けるメリットは、取り付けが簡単なこと。専用のマウントが付属していない場合には少々話が変わってくるが、マウントさえ用意されていれば、ほぼ無加工で取り付けされる。さらにこの場所には、他の場所では得難い独特のメリットが存在している。それは、取り付けた後に角度をある程度自由に変えられること。サウンドチューニング機能が簡易なメインユニットを使っている場合は特に、後から角度を変えられるメリットはより大きくなる。角度調節による物理的なサウンドチューニングを行えるからだ。

 

奥行きを出したければ『Aピラー』、幅を出したかったら『ミラー裏』

続いては、『Aピラー』と『ミラー裏』について考えていこう。音のことを考えた時、この2箇所には利点が多い。ツィーターから放たれる音をロスなく聴くことができるし、取り付ける際の角度の自由度も高いからだ。ただし、取り付けには多少手間もかかるので、その点がデメリットではあるが、ドアのスピーカーを『アウター』化することと比べたらそれほど大変ではない。臆することはないだろう。
さて、この2つの取り付け場所には、それぞれ独自のメリットがある。まず、『Aピラー』では、高さの自由度があることが利点だ。ツィーターは耳の高さがよい、と言われることもあるが、『Aピラー』であれば、好きな高さに装着可能だ。また『Aピラー』が奥まった場所にある車種では、ステージの奥行きを出すのにも有利だ(ただし、奥行きを出すためには、ツィーターの装着位置の奥側が深いほうがいい、という考え方もある)。
対して『ミラー裏』では、ステージの横幅を出しやすい。クルマの中ではどうしても、運転席側のツィーターが目の前気味な場所に来てしまいがちだが、『ミラー裏』の場合は、その中でももっとも外側に位置させることが可能なのだ。逆に、窓ガラスに音が反射しやすいというデメリットはあるのだが、サウンドチューニング機能でそのあたりを克服できれば、『ミラー裏』ならではの広がり感を出しやすいのだ。
なお、ツィーターを取り付ける際に悩み所となるのは、『角度』だ。リスナーに正対させたほうが得られる情報量は多くなるが、それによって反射の影響が大きくなるのであれば、それはデメリットとなる。その2つを秤にかけて、ベストを探っていくこととなる。
ツィーターのコントロールがうまくいくか否かも、サウンドの仕上がりに大きく影響する。ルックスのことも考えつつ、ベストな場所と角度を見つけよう。

 

[ライター:太田祥三]

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