実践的カーオーディオ講座Part.1『初めてのカーオーディオ』攻略法、完全解説!!その2

October 23, 2017

続いては、”本格”をキーワードに、ワンランク上のシステムを構築するプランをご紹介していく。キーとなるユニットは”外部パワーアンプ”と”ユニットサブウーファー”だ。それらを活用するメリットと、賢い選び方、使い方までもを詳しく解説していこう♪

 

Plan02 ”本格”をキーワードにシステムを構築!

その1 「外部パワーアンプ」を使って市販スピーカーをパワフルドライブ!

”外部パワーアンプ”を使うと余裕を持って音楽を表現可能に

続いては、”外部パワーアンプ”を用いた本格システムを構築するプランをご紹介していく。
さて、純正ナビや、市販AV一体型ナビの”内臓アンプ”ではなく、”外部パワーアンプ”を使うことのメリットとは何なのだろうか。
メリットはズバリ、「大きな駆動力で余裕を持ってスピーカーを鳴らせること」にある。クルマのエンジンをイメージしてほしい。軽カーで高速道路を走るのと、3Lエンジンのクルマで高速道路を走るのとでは、余裕が違う。仮に100km/hで走っていたとして、前者では車内もノイジーでいかにも目一杯な感じとなりがちだが、後者はそのスピードであってもゆったりと走れ、そこから軽くアクセルを踏めば加速することも可能だ。
それと同じように、ハイパワーな”外部パワーアンプ”を使うと余裕を持って音楽を鳴らすことが可能となる。瞬間的に大きな音楽信号が入力されても、それをしっかりと表現可能だ。さらには、スピーカーを確実に止めることもできるようになる。であるので、音ににじみがなくなり、リズムもキビキビしてくる。音楽のノリが良くなっていくのだ。
また、より音楽が滑らかに、そして繊細にもなってくる。音楽の解像度が高まるからだ。さらには、音楽ソースに収められている情報を余すことなく表現できるようにもなる。情報量が増えるのだ。

 

 

使い勝手とグレードを見極め 最後は聴いて選ぶとベスト!

続いては、”外部パワーアンプ”の選び方を解説していこう。
まず問題となるのは「何ch」モデルを選ぶか、である。フロントスピーカーを鳴らすためには、2chあればOKだ。それに対して、4chモデルであれば、フロントスピーカーのみならず、同時にサブウーファーを鳴らすことも可能となる。サブウーファーをすぐに導入しないにしても、近い将来導入しようと思っているならば、最初から4chモデルを選んでおけば、後からパワーアンプを購入しなくても良いし、インストールスペースも節約できる。
次に予算設定を行おう。そしてその予算に収まるモデルを探していけばOKだ。なお、パワーアンプの性能的なグレードを知ろうとするときには、1chあたりの価格で比較するようにしたい。5万円の2chアンプと5万円の4chアンプがあったとしたら、前者は1chあたり2万5000円で、後者は1chあたり1万2500円。この2台では、前者のほうが1chあたりは高性能だ。コストが倍も違うのだから、それもそのはずだ。 方向性を定めたら、できることなら視聴して製品を絞り込んでいきたいところではある。
しかしながら、視聴できる機種には限りもあるので、その場合は、お店のアドバイスをよりどころとしたい。また、カーオーディオイベントや、ショップでの視聴会イベントの開催情報をつかんだら、積極的に足を運んでみよう。そういった催しに出向けば、いろいろなデモカーや製品視聴が可能なはずだ。たくさんのモデルを聴いて選びたいというときには、イベント参加は相当に有益な時間となるはずだ。
ところで最近では、超小型を売りにするモデルも増加中だ。それら超小型アンプは性能も高くなっていて、同価格帯の大型モデルに引けをとらない音質性能を有しているモデルが多くなっている。省スペースにこだわるのなら、超小型モデルにもご注目を。

 

 

その2 「ユニットサブウーファー」で 迫力の重低音ゲット

外部パワーアンプを導入するなら、サブウーファーにも”本格派”を 

上で”パワードサブウーファー!を導入するプランをご紹介したが、外部パワーアンプでフロントスピーカーをドライブするシステムを構築するのなら、”サブウーファー”にも”本格タイプ”を使いたい。
”本格タイプ”とは、フロントスピーカーと同じように、スピーカーユニット単体で販売されているものである。これを鳴らすためには、”サブウーファーボックス”と”外部パワーアンプ”が必要となるので、その分、コストはかさむのだが、強力なパワーでしっかりと空気を震わせることができるので、聴き応えが1ランクアップする。低音を体で感じることができ、低音の伸びや馬力感も増すのだ。フロントスピーカーを外部パワーアンプで力強く鳴らすのであれば、低音パートもパワフルに鳴らしたほうが、よりバランスも取れて全体が豊かに響く。
ちなみに、”本格タイプ”のユニットサブウーファーを使った”パワードタイプ”も存在している。薄型の”パワードサブウーファー”は、シート下に設置できる等、インストールを合理的に行えることがメリットだが、ユニットサブウーファーを使った”パワードタイプ”は、インストール性のメリットはなくなるが、音質的な満足度は高くなる。”本格的サブウーファー”をリーズナブルに導入できる1つの選択肢として、頭に入れて置いて損はない。

 

 

製品タイプを見極めて 自分にとってのベストチョイスを

そして”本格タイプ”には、もう1つ選択肢がある。”コンプリートボックスタイプ”というものが各社からリリースされているのだ。これは、”本格ユニットサブウーファー”が、あらかじめ”ユニットボックス”にセットされた状態で売られているものだ。パワーアンプは別売りとなるが、ボックスをワンオフする必要がないので、導入のハードルを下げることが可能となる。
また、”コンプリートボックスタイプ”には、「失敗がない」というメリットもある。サブウーファーユニットを設計したメーカー自らがボックスを製作しているので、そのユニットの性能をしっかりと引き出せるボックスとなっている。音質性能的な安心感が高いのだ。
さて、これらの選択肢に対して、単体の”ユニットサブウーファー”を使うことのメリットは何であるのかというと・・・。1つは、「ボックス設計の自由度が高いこと」だ。例えば、トランクフロアに埋め込むようなボックスを作ることも可能となる。”本格サブウーファー”を導入しながらも、クルマの実用性をキープすることもできるのだ。又、ボックスの構造等を工夫することで、狙った音を出すことも可能となる。箱の設計によって、サウンドをコントロールできる、というわけだ。
さらには、「パワーアンプを選ぶ楽しみ」も味わえる(これについては”コンプリートボックスタイプ”も同様)。サブウーファー用のハイパワーなモノラルアンプを用意しても良いし、高音質な2chアンプで鳴らしてみても面白い。システム設計に思いを巡らせる、という楽しみも加わるのである。
”本格ユニットサブウーファー”は、グレード違い、サイズ違い、さらにはボイスコイルがシングルかダブルか等々、さまざまなタイプが各社からリリースされている。文字どおり”選び放題”という状況だ。プロショップをよく相談しながら、自分にとってベストな1機を、楽しみながら見つけ出そう。

 

[ライター:太田祥三]

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