“カーオーディオ生活”の始め方を完全レクチャー!! 第2章 Part2「“サブウーファー”の“選び方”を解説!」
July 13, 2020
第2章「サブウーファーをアドオン」その実践方法を詳細解説!
Part2「“サブウーファー”の“選び方”を解説!」
カーオーディオに関心を抱く方々に向けて、カーオーディオライフの始め方を解説しています。前回は“サブウーファー”を導入する意義を説明しました。それに引き続いて今回は、これの“選び方”を完全レクチャーしていきます。
■まずは、“サブウーファー”を鳴らすためには何が必要なのかを知るベシ!
“サブウーファー”にはタイプ違いがいくつかあるのですが、それを説明する前に、「“サブウーファー”を鳴らすためには何が必要か」を解説しておこうと思います。
“サブウーファー”を鳴らすためには、以下の3つが必要です。1・サブウーファーユニット、2・ボックス、3・パワーアンプ、以上です。
サブウーファーユニットとは、スピーカーそのものです。そしてボックスとは、サブウーファーユニットを取り付ける箱のことを指しています。
左よりサブウーファーユニット・ボックス・パワーアンプ
さて、なぜにボックスが必要なのかというと…。その理由は以下のとおりです。スピーカーユニットは後ろ側からも音を発します。で、もしもその音が前側から発せられる音と空気中で交わると、“キャンセリング”という互いを打ち消し合う現象が引き起こされてしまいます。しかしスピーカーユニットをボックスに装着すれば、裏側から放たれる音をその中に閉じ込められるので“キャンセリング”の発生を防げます。そのためにスピーカーボックスは存在しています。“サブウーファー”も同様です。ボックスは絶対的に必要です。
「パワーアンプ」が必要となる理由は以下のとおりです。フロントスピーカーやリアスピーカーはメインユニットに内蔵されているパワーアンプでも鳴らせます。しかし“サブウーファー”を鳴らすには大きなパワーが必要なので、メインユニットの内蔵パワーアンプでは力が足りません。なので専用の「パワーアンプ」の用意がマストとなるのです。
■もっとも導入しやすいのは「小型/薄型パワードサブウーファー」!
では、“サブウーファー”のタイプ解説をしていきましょう。大きくは以下の4タイプに分類できます。1・小型/薄型パワードサブウーファー、2・大型パワードサブウーファー、3・コンプリートウーファーボックス、4・ユニットサブウーファー、以上です。
それぞれがどのようなものなのかを、順番に説明していきます。まずは1つ目の「小型/薄型パワードサブウーファー」から。これはつまりは、“サブウーファー”を鳴らすための3アイテムであるサブウーファーユニット・ボックス・パワーアンプが一体化した製品です。これを購入して取り付ければ、即、音を出せます。しかも“小型/薄型”なので取り付けスペースを取りません(シート下に取り付けられる場合がほとんどです)。
2つ目に挙げた「大型パワードサブウーファー」も、必要な3アイテムすべてが一体化していますので、導入のハードルは低めです。しかしそこそこに大きいのである程度の設置スペースが必要となり、その点においては少々ハードルが上がります。しかし、大型化する分より迫力のある低音を鳴らせます。
3つ目として挙げた「コンプリートウーファーボックス」とは、「大型パワードサブウーファー」からパワーアンプを省いたもののことを指しています。つまりパワーアンプを別途用意しなくてはならないので、その分導入の際には手間が掛かります。しかし、楽しむべきポイントは増えます。組み合わせるパワーアンプによって得られる音の方向性が少なからず変わりますので、そこのところを自身でプロデュースする面白さも味わえます。なお、「コンプリートウーファーボックス」にはリーズナブルなモデルが多いので、コスト的な障壁は実はそれほど高くはありません。
■「ユニットサブウーファー」は選択肢が豊富! 理想のサウンドの徹底追求も可能に♪
そしてもう1つの「ユニットサブウーファー」とは、サブウーファーユニットが単体で売られているもののことを指しています。つまりボックスもパワーアンプも別途用意しなくてはならず、手間もコストも掛かりがちです。しかしサウンドの方向性を自分自身でプロデュースできる度合いは「コンプリートウーファーボックス」以上です。というのも“サブウーファー”の鳴り方は、ボックスの設計の仕方によっても変わってきます。箱をどう作るか、どんなパワーアンプを組み合わせるか、思案のしどころが多々ありその過程もとことん楽しめます。
ちなみに、もっとも種類が多いのは「ユニットサブウーファー」です。ゆえに、何を使うかを考えるところも楽しむべきポイントとなってきます。また、グレードの幅も相当にあり超が付くほどの高級機も存在しています。その気になれば徹底的にハイエンドサウンドを追求することも可能です。
かくして「サブウーファー」は、多種多様な製品が存在しています。予算、取り付け性、サウンド的な特徴、これらを総合的に鑑みて、自分にとってのベストを見つけ出しましょう。なお、セレクトの際には“カーオーディオ・プロショップ”が頼りになります。プロのアドバイスは大いに参考になるはずです。
さて次回は、「サブウーファー」を導入する際のコツや注意事項を解説していきます。次回の記事にもご期待ください。