ペーパームーン
音楽が実物大で聴こえる極上のオーディオ空間を作り出す
長野のカーオーディオ専門店『ペーパームーン』は、1985年というまさにカーオーディオの黎明期から営業を始めた老舗中の老舗です。当時といえばようやくCDが登場したもののカセットテープがまだまだ全盛の時代で、専門店と呼べるお店も全国に3軒くらいしかなかった頃です。カーショップやディーラーメカニックの経歴を持つ代表の朝日さんは、そんなカーオーディオに将来性をいち早く感じ自身のお店を起ち上げるに至りました。
上信越自動車道・長野ICからは約6km,犀川南通り沿いに店舗を構え、現在に至るまでハイファイオーディオの世界を探求し続ける重鎮的存在ですが、だからといって何も怖がる必要はありません。同店にはハンドメイドユーザーが多く集まることでも知られ、貴重な知識を出し惜しみすることなくあらゆるテクニックを親切に教えてくれています。
「予算に限りがある初心者の方でも気軽に遊びに来てください。高級ユニットに頼らなくてもオーディオは取り付け方次第です。ユニットに合わせた取り付けを行い音源のありのままを引き出すことで、想像以上のサウンドに満足していただけると思います。」
車内はオーディオにとっては不利なところだらけの空間なのですが、現在はDSPの普及によって攻略しやすくなったと言えます。しかし機械的な補正は最後の最後でいいのです。同店ではDSPに頼らずともすべてにおいてこだわり抜いたインストールによってリアルな音響空間を作り上げる高度なスキルを持っています。
「正しい取り付けを突き詰めていくことで運転席でも助手席でも同じ音で楽しめるようになります。そしてその音は演者や楽器が実物大のサイズで伝わってくる臨場感にあふれたものになるのです。」
それが実際にどんなものなのかはお店に足を運んで体験してみるのが一番です。オーディオが嫌いという人はきっといないはずです。
「私たちは誰しも常に音楽に触れて生活しています。それをいい音で、さらにカーオーディオなら周りを気にせずフルボリュームで楽しむことができるのです。ユニットの能力を最大限に発揮し歪みのない綺麗な音で聴けるようになると、大音量でもうるさいと感じることはありません。そしてそれまで聴こえてこなかったクラシックのピアニッシモの音までつぶさに感じ取れるようになります。そこで得られる大きな感動を、より多くの方に味わっていただきたいです。」
(2020.07取材)