そして『EMMA』のルールは各国共通です。なので、ワールドワイドな競技に参加しているという独特な雰囲気に浸れます。しかも、世界大会も開催されています。海外の猛者とマッチアップも可能です。
ちなみに『EMMA』では、ルールを厳密に運用できる『ヘッドジャッジ』が研修によって育成されています。ゆえに、一同にエントラントを集めずとも国際大会を開催できます。『ヘッドジャッジ』が各会場を回り審査し、各会場でのリザルトを導き出すのと同時に、「全会場を通した総合順位を決定する」というような競技形式も取れるのです。
そんなスペシャルな大会が、今年も開催されようとしています。その大会の名称が、『EMMAアジアファイナル』です。誰(どのクルマ)がアジアチャンピオンなのかが決定される国際大会が、この秋にアジア各国で開催されるのです。
アジアでの開催カレンダーは以下のとおりです。
●10月6日:韓国
●10月12日:ロシア
●10月20日:日本
●11月10日:マレーシア
●11月12-13日:タイ王国
●11月16-17日:インドネシア
●11月20日:シンガポール
●11月24日:中国
●11月27日:フィリピン
●11月30日:台湾(ファイナル)
10会場計12日間にわたり熱戦が繰り広げられることとなっています。
なお、日本で開催される『EMMAアジアファイナル』は、イース・コーポレーションが主催する『ACG2019 FINAL in 関西』(@大阪府舞洲スポーツアイランド)内で開催されます。当日に設定されているクラスと募集予定台数は以下のとおりです。
•C(Challenge)クラス無制限(20台)
•E(Entry)クラスEUR3000(10台)
•E(Entry)クラス無制限(10台)
•S(Skilled)クラスEUR4000(5台)
•S(Skilled)クラス無制限(5台)
•M(Master)クラスEUR5000(5台)
•M(Master)クラス無制限(5台)
•X(Expert)クラス無制限(2台)
『EMMA』では、クラスごとで審査内容が異なります。上級クラスになればなるほど、審査項目が増えていきます。そしてそれぞれで、システム金額に制限が設けられたクラスと(アジア共通価格にて計算)、無制限のクラスとが設定されています(『Xクラス』は無制限クラスのみ。『Mクラス無制限、Xクラス無制限』以外は、ユーザーカーしかエントリーできません)。
◆『EMMAアジアファイナル』では、“ガチ”の『EMMA』の雰囲気・醍醐味が味わえる!
ところで『EMMA』は、数年前より日本でも開催されています。今年に関しては『ACG2019』の各会場で『Cクラス無制限』と『Sクラス無制限』の2クラスが実施されています。この国際的かつ本格的なカーオーディオサウンドクオリティコンペティションは、すでに日本国内でも文化として定着し始めています。
ただ、『ACG2019』のファイナルを除く各会場では『Sクラス』のインストール審査は省略されています。しかし『EMMAアジアファイナル』では、すべてのクラスでルールブックどおりのインストール審査も行われます(『Cクラス』のみルール上インストール審査は行われません)。しかもCクラス以外のクラス審査は海外の『ヘッドジャッジ』によって行われます。否が応でも雰囲気は高まります。※ACG2019ファイナルの表彰は当日行われます(アジアファイナルの表彰は11月30日、台湾にて開催)
つまり、10月20日に行われる『EMMAアジアファイナル』では、“ガチ”の『EMMA』が繰り広げられるのです。グローバルスタンダードな本格サウンドコンペに参加できるチャンスが今、刻々と目前に迫りつつある、というわけなのです。
もしもこれにご興味を持たれたならば、まずは『EMMA』のルールブックとスコアシートをチェックしてみましょう。『JCACA(一般社団法人日本カーオーディオ競技協会)』のHP(http://jcaca.or.jp/)内に掲載されている『EMMA』のコーナーを見れば、“ルール説明”や“スコアシート”を確認できます。
そして…。エントリーしてみたい気持ちになられたら、迷っている時間はあまり長くは残されていません。『EMMAアジアファイナル』のエントリー受け付け開始予定日は、8月21日(『ACG2019』では各開催日の2か月前からエントリーが開始されています)。そして締め切りは開催日の2週間前。しかし、定員に達した時点で受け付けは終了となってしまいます。愛車のオーディオシステムの磨き込みをするよりもまず先に、エントリーをすませておくべきです(エントリー料金等の詳細は記事下のACGページへのリンクにてご確認ください)。
◆この手応えある世界的なカーオーディオ音質競技会『EMMA』に奮ってトライを♪
今回は、“お試し”感覚で参加してみるのもアリでしょう。大会の雰囲気、醍醐味をまずは体験し、成績を追求するのは次回以降、このような臨み方をしても楽しめるはずです。もちろん腕(システム)に自信があれば、アジアNo.1の称号の獲得を今大会から目指してください。日本のエントラントが大会を制すれば、国内の『EMMA』人気がさらに沸騰することは必至です。
全国のサウンドコンペティターの皆さま、もしも『EMMA』に参加したことがなかったら、この機会に参戦を検討されてはいかがでしょうか。そしてサウンドコンペデビューはこれからだという皆さまも、この手応えある世界的なカーオーディオ音質競技会『EMMA』に、奮ってトライしてください。
これに取り組めば、日々のカーオーディオライフが一層楽しく、より充実するに違いありません。まずは早速のエントリーを、ぜひ♪